大ふすま展 二
2019-09-11


さて9/7(土)、午後のメインは、
墨絵アーティスト・西元祐貴さんのライブ・ペインティング@紙の文化博物館。
兄の和紙をお使いいただいていることは知っていたし、浦和伊勢丹の展示を観に行ったこともあるけれど、ライブはこれが初。最初に言いますが、期待を遙かに超えたすばらしさでございました。観られて本当に良かった!

兄挨拶、司会者からの紹介のあと、すっと登場して、すっと描き始めた西元さん。とても静かな始まりでした。
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真っ白な襖に、世界が描きこまれていく。
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さらさらと音が聴こえそうな。
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こうして改めて画像をみていくと、西元さんの内面だけでない、外にあるものまでも襖の内に取り込まれているようです。
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線の一本一本、墨の一滴一滴が、其処に置かれることが必然とでもいいたげに振る舞っている。
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形のないものを形にしていく作業は、そうとうの集中力と胆力を必要とするでしょうに、その筆致はあくまで軽やかで止まることがありません。
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何だろうこの静けさは。音楽は鳴っているのに。
子供の頃、ひとり一心に何かを描いていたときのような、混じりけのない気持ちに似ている。
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ドン!と大きな音がするほどの大胆な筆さばき。これほどの強さを難なく受けとめる越前和紙、流石でございます。
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(本襖だと凹むかも。板張りでよかった)
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沢山いた子供たちも誰一人騒ぐことなく、釘づけ。
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静かに完成。
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西元さんが天を仰ぐ画像、偶然に撮れたのだけど、この絵面はまさに
天から下りてきた龍と女神。


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