知り合いからいただいた、和紙の豪華装幀本をつらつらとめくっていたら、いいものを見つけたので記録。そのものずばり「
紙漉」という名の七首。
(画像は
わし太夫より:なお歌とは無関係です(笑))
家々に 谷川引て 水湛へ
歌うたひつつ 少女(をとめ)紙すく
禺画像]
水に手を 冬も打ひたし 漉きたてて
紙の白雪 窓高く積む
禺画像]
紙質に 来る人おりまし さねかづら
這いまとはれる 垣をしるべに
居ならびて 紙漉くをとめ 見ほしがり
垣間見するは 里の男子(をのこ)か
黄昏に 咲く花の色も 紙を干す
板のしろさに まけて見えつつ
鳴たつる 蝉にまじりて 草たたく
音きかするや 紙すきの小屋
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