副読本「越前和紙の里」紹介(1)
2013-01-17


「未だに、いないということが受け入れられない。いつか会えるような気がしてならない。会いたいです」
といって泣く女性をテレビで観て、登校前の次女も涙ぐんでいました。

本日は阪神・淡路大震災の日。あの朝は地震があったらしい、ことくらいしかわからないまま、いつものようにバタバタ支度して出勤。現地が酷いことになってると知ったのはお昼前くらい。もう18年にもなるのですね。いやまだ18年、というべきか。いちどついた傷が消えるにはまだ早すぎる。まして東北の方は・・・と考えると胸が痛む。
自然災害の多いこの日本に住んでいる限り、いつ身近に降りかかるとも限らない。肝に銘じ覚悟を以て、人に優しく、かつ強く生きたいものです。

さて、「越前和紙の里」紹介するといいながら、展示会のお知らせを優先させてしまいました、すみません。でもこれで3日連続更新♪さて、どこまでいけるかな。

まずこの素晴らしくよくできている「おかもとの絵地図」(絵・細井憲摩)
禺画像]
お峰を中心として「U」の字に集落が配置されている様子がよくわかる。左側の方は結構小学校から遠くて、スクールバスが出ていた。徒歩圏とはいえ往復で小一時間かかるところに住んでいた私はちょっと羨ましかったりしたが、高学年になるとその遠い集落の子も皆歩き。そのせいかどうか知らないが、足の速い子が多かったのを覚えている。

ページをめくると、最初に出てくるのは懐かしき岡本小学校の校章と校歌。
この校歌が今見るとまた素晴らしく美しく、端正な文章。地元で生まれ育った子どもたちに過不足無く伝えるべきところを伝えている・・・とはいえ小学生の私はなんにもわかっちゃいなかったけど(笑)。

岡本小学校 校歌
    相馬御風  作詞
    中山晋平  作曲

一、湧きてやまざる 渓水(たにみず)の
    清き流れの その如く
     清き心に たゆみなく
       学びいそしむ 我等なり
二、神のまします 児(ちご)の峰
    住むに安けき 岡本の
     里をいよいよ よくすべき
      務(つとめ)を負へる 我等なり
三、いざや進まん もろともに
    教(おしえ)の光 明らけき

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[和紙の歴史]

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