襖の張替 その三
2011-04-25


経師屋さんは約束通り、8:30〜9:00の間にやってきた。

洗濯物を干した後、天袋の分だけでも外しておこうかなと思い、三枚のうち二枚を外したところでピンポーン。
どうぞと招き入れ、実家の和紙を畳の上に広げて、どこにどの紙を使うかを説明。おじさん白いチョーク?パステル?のようなもので裏に目印を書き入れる。
おじさんが手際よく襖を外していく。ネジが外れて枠が取れてしまっているのが恥ずかしくて、すみません、だいぶ傷んでしまって、と言い訳したらそれには答えず「これも全部、いい紙だね」と。
取り残した天袋の最後の一枚、私より背の低いおじさんが椅子なしで難なく外す。
今日はお天気で良かった、土曜日は雨やら風やら大変でしたね、延期して正解でしたと言ったら、鳥の子紙は湿気ると◯◯しちゃうから、と。(◯◯の部分、聞いたときはおおそうか!とわかったのに忘れちゃった。ONSAN教えて)

というわけで今、うちの和室はこんなことになっている。
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一応これでもマシな部分ですが、拡大禁止(笑)。ダウンロードもダメよ(してどうする)。

これを見た子どもたちの反応。

息子(小六)「なんかスッキリしてない?ずっとこれでいいよ!」(←オイ)

次女(小三)「地震があったらイロイロ落ちてくるんじゃ?」(←この部屋で寝てるので)

次女の発言で気づいたが、襖は地震にもある程度有効かも。建物が崩れるほどの大きいものでない、ものが落ちる程度の揺れであれば、中にあるものの重さをある程度引き受ける形になって、外れて倒れてきたにしてもそれほどダメージは受けないのではないだろうか。阪神大震災以来、ぱかっと開いて中の物が全部まけ出るドアより引き戸が見直されたが、襖、特に本襖は軽い上に丈夫でしなやか、もっと評価されてもいい気がする。

あとから帰ってきた長女(中三)も、確かにスッキリしてみえるかも、だと。
夏は外すというのもありかな。エアコンの効きが悪くなるかもしれないが風通しは確実によくなる。

それから。
家に他人(業者)が入ってくる、というのは少々煩わしいことではあるが、たまには必要かも。整理整頓や掃除もできるし(って誰も来なくてもしろよ私)。ネットには襖の張り方も載っているけど、素人にはかなりハードル高い。何でも個人単位、プライベートを大切にする、のもいいけど、それとは別に、もっと気軽に、得意な人に頼むくらいの気持ちで

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