「自分がどう、じゃなくてお客さんがどう思うかなんだよね。お客さん第一で一生懸命考えてやってくのが、結局は自分のためにもなるんだよね」
首がもげるほど頷くわたくし。
日本のものづくりの原点ここにあり。職人って本当に凄い。
昨今、和室のあるマンションは売れないっていうし、もう職人もいらねえんじゃないかなあと寂しげに呟く塚田さんに
「いやいや、必要ですよ!でも、片方だけじゃダメなんですよね。普通のサラリーマン的な人たちと職人と、両方いないと!」
と思わず力説する私。
何とか、この先人の知見と積み上げた経験の塊のような「技」を、暮らしていけるだけの生業として継承していく策はないものかしらん。フローリングは確かに便利だけど、結局ラグとか敷くのであれば畳の方が実は掃除しやすいし長持ちする。引き戸の方がドアよりスペース有効に使えるし、襖ならば軽くて湿気も吸ってくれる。というわけで声を大にして叫んでみる。
皆さまもお部屋を丁寧に調えてみませんか?何も和室でなくてもいいんです。マンションでも本襖ライフは楽しめます。思いのほか変わりますよ!
※次回は、塚田さんよりご提供いただきました
「本襖を作る工程写真」
を掲載します。お楽しみに。
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